反応モニタリングに興味のある方へ： FlookとG.C.Lloyd-Jonesが発表した単一スキャン反応モニタリングデータに対して、さまざまな平均化オプションを可能にする新しい処理機能。

「Shear」と「Tilt」処理の改良により、2DJおよび固体核磁気共鳴（NMR）実験のMQMASとPASS処理がより簡単で堅牢になりました。Bruker MQMASスペクトルの処理が大幅に改善されました。

新しい処理項目「Shift」を追加し、データが次元に沿って周期的に回転するようにします。

ベースライン補正用の新しいAkimaスプラインオプション：Akimaスプラインは外れ値を適切に処理し、キューブスプラインなどの他のスプライン手法で発生する可能性のある数値的振動を回避できます。場合によっては手動で指定したベースラインポイントを使用したほうがより自然で滑らかなベースラインモデルを生成することもあります。

2次元スペクトルの軸を入れ替えるトランスポーズ機能：例えば、1H-13C HSQCスペクトルの13C軸に水平方向に配置して表示したいですか？この機能で実現できます！

2次元スペクトルの自動統合

プロパティ内の「リンクした積分」タブは、疑似2Dスペクトルの「リンクされた積分」専用です。

すべての積分または複数選択した積分に対して、総積分値を入力することが可能です。また、選択したすべての積分に対して共通のプロパティを変更することも可能です。

非標準のDQSQ実験における表示とリンク動作の改善。未知の種類の実験で対角線勾配を2に設定すると、実験は自動的にDQ-SQとして設定され、カーソルモードおよびリンク動作が2次元DQ-SQ実験に必要な通りに動作します。

帰属されたシグナルに相当するグリッド線は、異なる色と不透明度で表示されます。

HMBCまたはCOSYに相当する 2D NMR 相関関係を構造上にハイライト表示します。

積分マーカを非表示にすることが可能です。

新しいオプション「子アイテムを前面へ」「子アイテムを背面へ」により、文字・図形の背後にあるスペクトルを扱う操作が簡単になりました。

新しいフォーマットが追加されました：NUTS（NUTSソフトウェアによって生成されるレガシーNMR処理フォーマット。現在Anasaziベンチトップで使用されており、以前はOxford Instrumentでも使用されていました）

Nanalysis ファイル用の欠落していたグループ遅延のインポートを追加しました。

オックスフォード・インストゥルメンツのフォルダー構造を認識し、`*_avg.jdx` データファイルを読み込みます。

複数の表示オプションをコンテキストメニューから制御できます。

JASONから分子を他の分子描画ツールにコピーすることが可能です。

3Dビューアーからキャンバスに配置された画像の背景を透明にします。

元ファイルをコピーすることで、さまざまなアイテムをキャンバスに貼り付けることができます。つまりお気に入りのファイルブラウザ（例：Windows エクスプローラー）でファイルを選択し、クリップボードにコピーしてから JASON に貼り付けると、すべてのアイテムがキャンバスに表示されます。

MSおよびEDSデータセットにはウォーターマークが表示されます。

関連するログファイルのパスは、現在.jjh5に記録されています。

ログファイルの記録にハッシュチェーンを導入し、ログファイルの完全性を確保します。

名前に数字を含むファイルは、アルファベット順ではなく数字順で表示されるようになりました。例えば、JASONはこれまでのアルファベット順の「1」、「11」、「2」、「21」ではなく、「1」、「2」、「11」、「21」という数字順で表示されます。