JASON 2.3

  • システム管理
  • JASONはログファイルを作成することができます。クラッシュレポートを作成する機能とともに、サポートツールを強化し、ユーザーが直面する問題のトラブルシューティングに役立つはずです
  • フローティング(PC固定でなく、同時に使用可能なライセンス数を購入するタイプ)ライセンスに対応しました。
  • 新NMR処理機能

  • Whittaker smootherを用いたベースライン補正
  • スプラインベースライン補正の改良:1次元および2次元スペクトルでの結果向上

  • Bernstein polynomialsを用いたベースライン補正
  • 擬似2次元データのベースライン補正処理の改善
  • 周波数領域データのポイント間を補完して再サンプリングする処理関数。異なる測定条件でとられたNMRスペクトル間においてポイント毎の整列が可能
  • Hamming ウィンドウ関数
  • 処理関数「Tilt」の拡張:固体NMRのMQMASシアリングや2D-PASSのチルトに対応
  • 新しい処理とレイアウトのルール:JASONでデータを開いたときにどのような処理・表示になるかを決めることが出来る機能が追加されました。これはデータが開かれたときに何がなされるかを定めた「ルール」を決めておいて、ユーザーの作業なしに所定の処理・解析が自動で行われるようにするものです。ちょうどメールソフトの設定で、自動でメールを振り分けたり、転送したりする機能と同じようなものです。処理や解析の他、表示の方法を定めることも出来ます。

  • MAGRES 2プラグイン:CSA(Chemical Shift Anisotropy)や四極子パラメータのような計算されたパラメータをテーブルとして表示・エクスポートする機能、データを再読み込みする必要なく合成スペクトルを編集・再生機能

  • ピークの自動分類と積分のネガティブピークに対応

  • JASONは、1次元NMRスペクトルのスタックプロットを擬似2次元スペクトルに変換することができるので、高度な擬似2次元解析ツール(例えば、積分やフィッティング)を使用することができます。これにより、これらの解析ツールで利用可能なデータの範囲が著しく拡大されます。
  • 1D スペクトルスペクトルは、従来の垂直方向に加え、水平方向へのスタックプロットも可能です。
  • 作成したプロットチャートから回帰曲線へのフィッティングができるようになりました。チャートのコンテキストメニュー(オブジェクト上、マウス右クリックで表示)に「データのフィット」が選択できます。このダイアログでは、フィッティングのためのデータとして、チャートシリーズの1つを選択することができます。
  • NMRフォーマットサポートの改善
  • 処理済みJEOL Delta JDFファイルからの積分値のインポートの改善
  • SMILEQプラグインの改善
  • ベンダー固有のパラメータをSMILEQの解析パラメータに自動的に読み込むツールの改良
  • SMILEQリファレンスエディターにソート機能を追加し、編集機能を強化
  • 溶媒情報を使って、1D 1Hまたは13Cスペクトルを手動でリファレンス設定するための機能を追加。ユーザーが手動でピークを選択すると、JASONはピーク位置とJASONの溶媒定義ファイルを使用して、溶媒の既知の化学シフトを検索します。
  • 2次元NMRスペクトルからトレースを抽出する際の積分やピークの取り扱いの改善
  • 「トレース抽出」ダイアログで2Dスペクトルから「投影」の選択追加
  • 2Dスペクトルサイドビューへのドラッグ&ドロップは、適切なスペクトルのみ許可
  • スペクトルから別のスペクトルへの積分、マルチプレット、ピークのコピー&ペースト
  • 印刷機能の改善

  • プリントダイアログの「JASON PDF」でグレースケールPDFを作成
  • 印刷ダイアログで複数のページ、またはキャンバス全体を1ページに印刷
  • プロットフレーム(オブジェクト枠)はプリントアウトやプリントプレビューで表示
  • 透かしは、画面に表示された通りに印刷
  • GUIの改善
  • スタックプロット上にもNMRスペクトルのタイトルを表示
  • マニュアルズームダイアログの改良による見やすさの向上
  • 2より導入されたプロットチャートにおける多くの改良点

    • チャートのタイトルや軸のラベルをダブルクリックして編集
    • チャート内でポイントを選択すると、テーブルのパラメータがハイライト表示
    • 表のパラメータを選択すると、チャート上のポイントがハイライト
    • チャートのポイントにカーソルを合わせると、値の入ったツールチップを表示
    • チャート上の軸の制限を制御/設定機能
    • チャート上のフィットラインプロパティのコントロール
    • チャート上のグリッド線の表示・非表示を切り替え
  • NMR透かしはWYSIWYGになり、画面に表示されるように印刷されます

  • DOSYおよび関連解析のキネティックパネルに “Show Array “ボタンを追加
  • 異なるNMRマウスモード(選択されているコンテキストバー)でのダブルクリック操作の仕様の見直し
  • 疑似2Dおよびスタックプロットデータの虚数成分を表示
  • スタックパネルに「一番目を表示」/「すべて表示」ボタンの設置
  • 擬似2次元NMRデータの積分/マルチプレットダイアログの改善

  • NMR スペクトルが意図せずズームされることがある不具合を修正

  • 使用頻度の低い機能は専用の「外観」サブメニューによるコンテキストメニューが簡素化

  • ズーム機能について、キーボードショートカットによるUndo(CTRL/COMMAND+U)およびRedo(CTRL/COMMAND+I)を追加

  • 複数のスペクトルを扱うときのマウスモード機能の改善:あるスペクトルから別のスペクトルに移るときに、移動先のスペクトルのコンテキストモードのためにピークピックや積分、マルチプレット解析等の誤操作を意図せずにしてしまう可能性を低減します。

  • オブジェクトサイズの縦横比の表示を改善:オブジェクトサイズの整列、再現を便利にします。

  • オブジェクトの移動先での自由度の改善:キャンバス上のオブジェクトのタグをマウスでドラッグして移動し任意のところで配置しようとすると、場所によっては(ページの端など)自動でページに合わせられます。一方、CTRL(MacではCOMMAND)を押して、実行すると自由に配置できるようにします。これにより、ページ境界内でキャンバスオブジェクトを移動・配置することができます。
  • “Reset panels “は、Context toolで設定する表示パネルをデフォルトの状態にリセットします。以前は、完全な “ファクトリーリセット “と共にのみ可能でした。
  • キャンバスオブジェクトは、キャンバス内を移動する際、デフォルトでページにフィットします。しかし、それは既存のユーザー定義の設定で変更できます。

  • ESCキーは、”直感的な “キャンセルを呼び出すために使用します。例えば、テーブル上でESCキーを押すと、すべてのテーブル選択が解除されます。

また、ソフトウェアのパフォーマンスを調整し、いくつかのバグを修正しました。